昼休み………いつも以上に女子からの視線が痛い。



はぁ……私が何をしたって言うんだよ。




「唯奈、ジュース買いに行くけど何飲みたい?」



蒼空が聞いてくれた。



「私も一緒に行く。」




「わかった。じゃ、一緒に行こうか♪」



そう言い2人で立ち上がると、海斗も付いてきた。




3人で遊びながら行くと、ついつい先輩にぶつかってしまった。



「あ、ごめんなさい!」



軽く頭を下げ謝ったが、腕を捕まれた。




「いやいや、ごめんじゃねーし。」



「あ?」



いつの間にか口を返していた。




蒼空と海斗は人混みの中にいてまだ気づいていない。



「まぢ生意気。見てるだけでムカツクわ。」



女の先輩たちが私にガンつけて言う。




「はあ?」




私は訳がわからないので一言聞き返す。




「うちの唯奈に何か用?」




海斗が私の前に出てきた。




「ぶつかられたから…」




女がそう答える。




「ちゃんと謝ったんでしょ?」




今度は蒼空が私の腕を引き私に問う。





「勿論、謝ったし軽くだけど頭下げた。」



「いや、そのー………いっ、行こう。」




女たちは焦って行ってしまった。