龍鬼と私。

「やっぺー!!パトカー来たぜー!!!」



海斗の声にみんなが反応し、急いで下に降りバイクに乗る。



それぞれパトカーを巻いて散っていく。





龍鬼幹部室―――――――





下の人達はみんな帰した。
私たちは部屋で傷の手当て。




「一体どんな体してんのっ?」




私は声を荒あげる。
楓は腕は絶対折れてるだろうけど、他のみんなは打撲。




「俺…絶対逝ってるよ!?(汗)」




楓の言葉に私はすぐ言う。



「そもそも一ヶ所だけ折れてるのが変っ!!」





「…………。」





楓が困ったように黙る。




「俊はもっと変っ!!!何処も折れてる感じしない。」




「まぁまぁ…とりあえず病院に行ってみようよ。」




蒼空が言い、みんな動き出す。





結果、私が言ったのと何も変わらなかった。



楓の骨折はひびが入っていて折れてはなかった。
他のみんなも打撲。
俊に至っては、切り傷が目立つだけで打撲のみ。