龍鬼と私。

狂神連合の総長がみんなを見て少し動揺した。



…俊も一度みんなを見ると一瞬で顔がもっと怖くなった。




唯奈も無傷とはいかず、怪我をしていた。
血だらけだったのもあって、俊に火が付いてしまったみたいだ。





俊が俊じゃない人みたいになっていた…。






何回パイプで殴られても相手を殴る…殴る…殴る…。





相手は弱かったのか、俊が強すぎたのか、既に気を失っている…。





それでも俊が止まらない。




楓が止めに入る。




「やめろ、俊!!!もう終わりだ。これ以上は死ぬぞ。」




それでも止まらない…声が届いていないのか…。
唯奈が動きだし、俊を思いっきり殴った。
みんな目を見開く。





「私の嫌いな族になるな。今の俊は嫌いだ。」




沈黙の後、俊がいつもの顔になる。




「わりー…。殺りすぎた。……本当にすまない。」




唯奈に謝る俊を、唯奈が手を貸しみんなのもとに行った。






客観sid―end―