龍鬼と私。

「そうか。言いたいことはそんなことか。」




そう言うと、速さ&威力共に桁違いの一発。
すぐに相手を蹴り飛ばし、更に起き上がる前に頭を持ち思いっきり床に打ち付けた。





相手は失神と思ったが、まだ起き上がる。





パイプで楓を殴り、体や顔に何度も打つ。





二人ともヘロヘロなはずなのに楓は違った。



起き上がり渾身の一発を喰らわせた。




次に相手が動くことはなかった。





「もやしに負けたお前は一体何なんだよ、ったく。」




楓は“もやしやろー”と呼ばれたことを根に持っていたのか、楓らしからぬ言葉が響いた。