龍鬼と私。

戻ると楓が声を掛けてくれた。



「お疲れ。凄かったよ☆あれじゃ女の子は勝てないや(笑)」





そう言いジュースをくれた。





俊もいつもとは違う顔で私のところに来て座った。
優しく涼しげな顔で言う。






「すげーじゃん。」





「誉められることあまりないから困る。」




そう言うと俊は笑った。





「そのまま素直に受け取れ。」








後半―――――――





男子の棒倒しが始まった。
今年は4クラスしか出ないらしい。




1年は私たちのクラス。
あとは2年1クラスと3年が2クラス。
くじ引きの結果、私たちのクラスは3年と当たった。