龍鬼と私。

龍鬼sid



「蒼空、布団とってくれ。」



楓が静かに言う。



それまで騒いでいた3人も静かになった。




『寝ちゃったの?』




双子が声を揃えて言う。




「うん。疲れてたのかもな、俺らの事1日中見て、聞いて。」




楓がそう答えると双子はにっこり笑う。




「コイツなりに今、一生懸命なんじゃね?」




亮汰が言うとみなが納得した。





「俊、何ふてくされてんだよ。」



海斗が茶化したように言う。




「そんなんじゃねーよ、」




「素直じゃないんだから。」




蒼空が呆れて言う。




「楓、そこどけ。」




俊が楓と唯奈のいるソファーに向かった。
楓がそっと避け、俊が代わりに膝を貸した。



4人はニヤニヤしながらも静に過ごした。





龍鬼sid-end-