「自分自身……どうしたらィィかわかんねんだよ。オマエらに会ったばっかりに、気付かされていった…。けど…止められねーんだよ。」




力なく発した。





「しっかりしろよ。」






亮汰が私の肩を掴みやさしく言う。





「母さんや千夏の為じゃなくなってきてた…。生きてる意味がわからなくなってきた…。族を潰すことが私の生きる糧だった。」





「そんをな悲しい事言わないで。幸せになってくれることを2人は望んでたんじゃない?」





蒼空が言う。





「私に幸せになる権利なんてない。」




「ある。唯奈ちゃんが生きてる限り2人分幸せにならないと…。今頃、悲しんでるよ。」





楓が優しく言う。