そんなある日…




「う…(涙)う…グズン……(涙)」



唯奈が目を真っ赤にして来た。



「どうしたの?」




李來は唯奈の頭を撫でながら心配する。




「ママとパパが喧嘩して、ママがお外にいってなさいって(泣)」



わんわんと泣く唯奈を慰める李來。




「僕のおおうちもママとパパが喧嘩するけど、仲良しの証拠って言ってたよ!」



「本当?」




唯奈は泣くのをピタッと止めて聞く。




「うん、ママとパパが言ってたもん。」





自信満々に言う李來に安心した唯奈は、いつも通りに戻って遊んだ。





が、翌日も泣きながら秘密基地に来る唯奈。