2人の間に立っていたあたしは、肌に感じる空気に…違和感を感じたんだ。 大丈夫かな? なんか…。 「…みんなそろってよかった。さぁ!準備に取りかかりましょ?」 女神様は、きびすを返すようにみんなの方を向き、声をかけた。 「…ありさ、行こ?」 「あ…うん」 越谷くんも口を開いた。 「あのさ、越谷くん…」 「うん?」 じっ…と瞳を見つめながらたずねた。 「なんか…大丈夫?」 「え?」 越谷くんは目を見開いた。 「…なにが?大丈夫だけど…」 「…そっか。なら、よかった」