……よし。
「……ねえ。君」
「へっ!?あああああたしっ!?」
「…いや、君しかいないし」
「そそそっそうですね!」
うーん。
やっぱり、おどおどしてますね。
あれ?
あっち向いちゃった。
なんか、手をグーにして……なんだ?気合い入れ?
…ガッツポーズしてる。
……不思議な子だ…。
…ていうか、俺のこと忘れてませんかね?
「…俺、無視されちゃった?」
特に傷ついたわけじゃないけど、とりあえず俺とお話ししてほしいなー?
彼女は少し慌てて、謝ってきた。
俺は、あくびをしながら彼女の方を向く。
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