LOVE PRECIOUS



アイside



コロシアムについた。

始まる。
絶対に傷つけはしない。

「では!
残ったチームは早速対戦していただきましょう!!」

アナウンスが流れる。

「このコロシアムの試合開場に入ってくるのは何人でもOK!
試合に出る人数が出たら下の入口部分にあるスイッチを押してください!!」

相手は厳つい逞しい肉体。持った男たちばかり。

「また、もし出ない人がいるならばその人が上の選手用観覧席にあるスイッチを押してください!!」

「なるほどなぁ~!」

「なぁなぁ!
俺行かないとだめか?」

ナオはずーっとあたふたしてる。

でも、大丈夫…
私が片をつける。

「じゃぁ、下りますか?」

みんなが階段に向かった瞬間。

『ダンッ』

『カチッ』

「えっ!?」

私は上の観覧席からスイッチを押しながら飛び下りた。

「お前!?
なにやってる!?」

上からナツキさんの声がする。

「私一人で始末します、
心配しないでください。」

「ふざけんな!
お前は死にたいのか!?」

レオさんが下に下りてきて試合開場に入ろうとする。

『バチバチっ』

「なっ!?」

選手が出きれば入口は伝線をはられる。

もう私以外に出ることは不可能。