LOVE PRECIOUS


アイside


「さぁ!やってきました!
 毎年恒例treasure Hunt!!」

アナウンスの声で周りが盛り上がる。

「それにしても・・・」

「「「こんなに参加者多いなんてしらねーよ!!」」」

ナツキさん、ルカさん、ナオが大声を出す。

「こらこら、うるさいよ。
 周りを見てごらん?」

三人がシンさんに言われてあたりを見る。

確かに周りにはいろんな人がいて、
みんな怖そうな人たちばかりだ。

「やばいやばい!!」

「俺たち生きて帰れない!!」

ナオとルカさんがヒステッリックに叫ぶ。

「情けない・・」

それをみてレオさんがため息をついた。

「情けないとはなんだ!!」

「いいんのか?
 愛しのハルに情けない姿をさらして。」

「はっ!?そうだった!」

ルカさんはきりっとハルのほうを向いてかっこつけた。


はぁ・・・
単純な人たちすぎて呆れてきた・・・。

まあ、とりあえず・・・
今私がやらなきゃいけない事はたくさんある。

なぜなら・・・

この娘(ハル)の命がかかってるから・・・。