LOVE PRECIOUS


アイside


ハルが拐われた。

私の不注意だ…

私が一緒にいれば…

「…っくそ!」

どうする…どこにいる…?

私は店の前で考えた。

私ならどう拐う??

まずは口実をつけて店からだす。

そのあとは人目の付かない裏路地…
もしくは…自分の船の中…

「船だとしたら…」

数が多すぎる……

「あれ…」

考えているとふと気づいた。

「この匂い…香水…」

そうだ!
今日は確かハルは香水をつけてるはず!

「見つけた!!」

私は匂いのする方へ走り出した。

ごめんな…ハル!!