LOVE PRECIOUS

「はぁ…」

なにやってんだろ俺。

一人でむしゃくしゃして
一人で語って。

柄にもねーな。

「…水」

俺は水を飲みに食堂に戻った。

「頭いてぇ…」

すると…

「アイ。こういうことだよ。」

「!!!」

な、なにやってんだよ!!

「だ、抱き締めることと一緒なんですね!!」

シンがアイを抱き締めていた。

アイは顔を真っ赤にしてるし。

シンは俺をみてにやっと笑った。

「…ムカつく」

俺は水を飲まないで自分の部屋へ引き返した。

「アイツ…あんな顔…すんだな。」