LOVE PRECIOUS

「…アイ」

「はい?何でしょう?」

レオさんに呼ばれて顔を向ける。

「お前は…何者だ?」

その瞬間、一気にみんなが静かになった。

「お前、只の女じゃねぇだろ。」

ナツキさんも私を見る。

こ、怖い!!
どうしよ!!

「私は…昔、少しだけ護身術学んだ事があるんです!」

「…そうか。ならいいが。」

い、意外と単純な方々だ…。

ホッとして私は紅茶を啜った。