LOVE PRECIOUS

アイside

「おねぇちゃん。
 ほんとに…戻るの?」

「うん…」

縄をほどき自由になった私達。

「しっかり安全な所にいろよ。」

「うん…」

そういってハルは駆け出した。

「許さねぇ!!」

「ナツキさんのこえ?」

声のする方へ行くとナツキさん達が男と戦っていた。

「ゼロ…」

レオさんは!!

レオさんを見ると

レオさんの目はいつもの目じゃなくて復讐者の目だった。

「ガキ一人のために命を落とすのか?」

ガキ?

その言葉に体が反応する。

「もしくは…ガキに庇われててめぇらが助かるのか?」

「てめぇ…殺してやる!!」

レオさんはゼロに向かって突っ込む

ニヤリ…

ゼロが不気味な笑みを見せた。

やばい!!

私は一目散に駆け出し二人の間に入った。

そして…

バンッ!!

銃声が鳴り響いた。