LOVE PRECIOUS

だがしかし…

あの夜の出来事が俺達の運命を狂わせた…


皆静かに寝静まったある夜。

「大変だ!!海賊だ!!人切りのゼロがやってきた!!」

島はゼロ一味の仕業で火の海。

奴らは手当たり次第に人を切っていった。

「レオ!レナ!逃げなさい!!」

母さんは俺達二人を庇いながら逃げてた。

『ドンっ』

なにかが貫通する音が聞こえた。

後ろを振り替えると…

「お母さん…!!」 

母さんは流れ弾に当たって命を落とした。

「ちくしょう!
 ゆるさねぇ!!」

俺は憎しみが沸沸とわいていつの間にか奴の目の前にいた。

「ゆるさねぇ!!
 よくもこの島を!
 母さんを!!」

「ふんっ只のガキが何言ってるんだ。
 死ね。」

俺はありったけの力を出した。

でも…

「味気のねぇガキ。
 そろそろ本気で死ね。」

ぼろくそにやられて立てなくなり、
とうとう刀が俺の目の前に突きつけられた。

「ガキはきってもつまんねぇからな。こっちでいいな。」

そういってゼロは拳銃を俺に向けた。