「そうですか？」

「うん。あんなに優しい顔するアイ、初めて見たよ。」

「貴重な体験だな♪」

ナオがニカっと笑う。

「ハルちゃん。君はどんな男が好み？」

「ルカ！！」

何時もの如くルカの口説き攻撃。

でもルカのやつかっこいいからすぐに落ちるんだよね。

「俺みたいなのは？」

優しく笑うルカ。
だいたいここで女は落ちる。

だが…

「私はおねぇちゃんみたいな、
　優しくてかっこいい男性がいいです。　」

『バタン！！』

相当ショックだったのかルカは床に倒れてしまった。

「あは…アハハハ！！
　あのルカがフラれた！！」

ナオが腹を抱えて笑う。

ぷっ…
俺も我慢できねぇ！！

「姉妹揃って強敵だね。」

シンも笑うのを堪えながら言っている。

「女の…アイに…まけ…た、」

多分暫く立ち直れないなw

ご愁傷さまです。