「俺がもつよ。」

王子様な笑顔できたルカさん。

「あ、ありがとうございます。」

「うっ…」

あ、ハルの笑顔にやられてる。

ルカさんはフラフラ歩き始めた。

「…珍しくやられてるな。」

今まで口を開いてなかったレオさんがいった。

しゃ、喋った!!

朝以来だ。

「皆さん家に来てください。
 お茶しましょう!」

ハルの言葉に甘えて皆で家に行くことになった。

「………」

「レオさん?」

レオさんは何かに目を奪われているように一点をじっと見つめていた。

「…なんでもない。行こう。」

「は、はい。」

何を見てたんだろう?

後で見に来よう。

私は先に歩いているみんなのもとへ
小走りで向かった。