LOVE PRECIOUS


ナツキSIDE



「そういうお前はどうなんだよ。」

俺達の目的について真剣に聞くアイ。

(こいつはどうして海賊になろうと思ったんだ?

命を落とすかもしれないのに。)

「そうですねぇ…」

アイは考えていた。

「あれですよ!!
 ほんとに地球は丸いのかなってw」

「は?」

俺達全員固まった。

この女はいきなり何を言い出すんだ?

「ハハっ!!アイ!おかしー!!」

みんな大笑い。

ほんとにそれだけなのか?

こんなアホな理由だけなのか?

おれはじっとアイを見つめた。

(何か…ある。)