「世界を…知る?」

シンさんの言葉に首をかしげる私。

「そうだよ。この地球にまだ僕達が
 しらないことが沢山ある。」

「…それを俺達がみつける。」

「こんなに楽しいことはないだろ?」

この人たちは楽しいということを目的としてる。

(こういう考え方もありなんだなぁ…)

「そう聞くお前はどうなんだよ。」

ナツキさんが私を見つめて言った。

「そうですねぇ…」

(私の目的…

なんのためにこの船に乗ったのか…

理由はただひとつなんだ。

ただ…1つ。)