LOVE PRECIOUS



「はぁ…
みなさんすみませんでした。」


「お、おぅ…」

アイがジェーンを自分から引き離して俺たちに謝った。


「で?
詳しく聞かせてもらおうか?」


俺は軽くアイを睨む。


それにアイはビクッとして苦笑いをした。


スイッチ切れてるな。


さっきもそうだが、俺たちは
あのtresur huntの日からアイの人格が変わることをスイッチが入った。
スイッチが切れている。といっている。


アイの人格の変わり方には規則性とかはないからそう決めていたほうがわかりやすいからな…。


「彼女はホノエル財閥の令嬢

ジェーン・ホノエルです。」


「えっ!?
あのホノエル財閥!?」


「海賊や海軍に武器や装備品を提供しているあのホノエル財閥かい!?」


シンも目を見開いて驚いていた。


「そうよ!」


ジェーンは自慢気に返事をする。


「でも、なんでそんなお嬢様がこんな大海原にいるんだ?」


「どうせまた家出でしょ?」


アイは呆れ顏でジェーンに聞く。



大富豪のお嬢様が海に家出だと?


「違うわ!
今回はあなたに会いたくてこの海に出てきたのよ!!」


「家の人には?」


「もちろん秘密に……あ、」


ジェーンはしまったと顔をしかめて口笛を吹いてごまかした。


「ジェーン。

しってるか?」


アイはニコニコしながらジェーンを見ているがその目は笑っていない。


「家の人に無断で家を出てきたらそれは家出と一緒なんだけど?」



ニコニコニコニコ…

その効果音が果てしなく続きそうな笑顔だ。


俺も寒気がする…


「む、無断で家を出てきたことは謝るわ!

でもあなたに会いたかったのは本当よ!!」


「なぁ…
やっぱりあの子アイの事男だと勘違いしてるよな?」


ヒソヒソと俺に耳打ちをするナオ。


「…確かに男の様に見えなくはないが。」


レオはアイの格好をみていっているらしい。