ナツキSIDE
さっきの船から救出した女が目をさました。
俺たちは何であの船に乗っていたのか。
名前や出身地すべて聞いたが黙ったままだった。
「お前は一体誰だ?」
「だから、さっきの私の質問に答えてくれたら全部話すわよ!!」
「ほらほら。
女の子にそんなきつくいったら嫌われちゃうよ?」
「ルカ・・・
お前なぁ!!」
この女が言っている質問とは
"この船に真っ赤な宝石のネックレスの人はいない?"
だった。
みんなも一瞬で分かったはずだ。
アイの事だと。
それを聞いていたハルがアイを呼びに部屋をでた。
「私に気安く触らないで!!
心に決めた人がいるの!!!」
「なっ!?」
「あははっ!
振られてやんの!」
女に拒否されたルカをみてナオが馬鹿にする。
「・・・なんでもいいから早く話せ。」
レオもしびれをきらしたみたいだ。
ハルはなにをしてんだよ!!
早くアイをつれてこい!!
その時。
『ガチャッ』
部屋の扉がひらいた。
「やれやれ・・・」
扉から聞こえてきた声に女はルカから目をそっちへ向けた。
そしてだんだんと目を輝かせた。
「大富豪のお嬢様がどうしてここにいるんだ?
迷子か?
それとも…」
女の目はますます嬉しそうになる。
「馬鹿な考えをして家出でもしたのか?」
何か、何時ものアイと雰囲気が少し違う気が…
