LOVE PRECIOUS





『ガチャッ』



「ふぅ・・・。」


そういえばナツキさん彼女は無事って言ってたから女の人だったんだね。


可能性としては、
どっかの国のお姫様ってとこかな。



「・・・ふふっ。」



私はふと昔のことを思いだした。



そういえば、
あの時の助けの声も"あいつ"に似てたな・・・


「・・・まさかね。」



『コンコンっ』



「お姉ちゃん?

さっきの人起きたよ?」


ハルが部屋へ入ってきた。


「今行くよ。」


「あのね・・・
それが・・・」



ハルが言いにくそうに顔をしかめた。



「なんかあったの??」


「その人何にも口を開かないの。

ナツキさん達が何を聞いても。


しかも口を開いたと思ったら・・・」



「思ったら?」


「この船に真っ赤な宝石のネックレスをした人はいないか?

って。」



それってまさか・・・


「私、お姉ちゃんのそのネックレスが浮かんだから・・・」



嘘でしょ・・・?

これは偶然?


「ハル・・・
さすが私の妹だ。」


間違いなく

あいつだ。




「はぁ・・・
こんなところで会うなんて・・・」


いいのか悪いのか。


私は今から起きる事に頭をかかえ彼女の部屋へ向かった。