「自ら船を寄せて来るとは随分とバカだな!

てめぇらかかれ!!」



「バカはあんた達だよ。」


悪いけど私だってそこまでバカじゃない。


私は自分が相手の船まで飛び乗れる位置まで寄せてもらいたかっただけだ。


タンッと床を蹴り上げて思いっきり飛んだ。


「ちっ、
あの距離から飛び乗ろうとするか。」


「…相変わらずアホだな。」


後ろでナツキさんとレオさんがひどいことを言ってる気がするけど無視しよう。


「死ねっ!!」


着地の瞬間敵が一気に襲いかかってきた。


『パンっ』


「くっ、」


「ナツキさん!?」


船からナツキさんのライフルの弾が敵に向かって飛んでいく。


「ナイスアシストです!!」


私はナツキさんに向かって叫んだ。



やっぱり今日のナツキさんは一味違う気がする!!


ちょっと素敵にみえますよ!!



なーんて思った最中。



「ボーッとしてんなよ!

船に傷つけたらお前を海に沈めるぞ!!」


ナツキさんの暴言が飛び出してきた。



やっぱり素敵じゃない!!!


「分かってますって!!!」


さっきの私のトキメキ返せ!!!