LOVE PRECIOUS



「やっぱり敵が来てた。」


甲板へ出ると目の前には大きな海賊船がこっちへ向かって来た。



「お前はほんとに何者だ?
よく敵襲だってわかったな。」


横でルカさんがのんきに言う。



「さっきも言いましたけど声ですよ。

助けを呼ばれたんです。」



そういえば…
あの声何処かで聞いたことあるきがするんだよね……



「まぁ、もうお前は未知すぎて驚かねぇよ。」


よしっとルカさんはライフルを準備してにこやかに笑った。


「いいか。
何でも構わねぇから沈めろ。」


ナツキさんは面倒くさそうに言う。


「ただし。

この船に一つも傷をつけるなよ。」


あ、元通りのナツキさんだ。



ナツキさんは私を見てニヤリと笑った。



つまり、私が全部始末しろと?


「…認めてもらえたのは嬉しいんですけど
人使い荒いのは直してくれないんですね。」


私はみんなに聞こえないようにボソッと呟いた。


「行くぞ!!」


ナツキさんの掛け声と共に私達は敵の船に向かって攻撃をし始めた。



「ナオ!
もう少し寄って!!」


舵をとっているナオに叫ぶと


「はぁ!?
お前!
これ以上近づいたら俺らがやられるっつーの!!」


信じられないという顔で私に叫び返してきた。


「私を何だとおもってんの!?
傷一つ付けさせはしないよ!」


「しょうがねぇな!!
行くぞ!」


しぶしぶナオは船を寄せ始めた。