くっそー!!

「さっさとしろ。
 やんなきゃ朝飯抜きだ。」

な、なにー!!

「ご飯抜きはやだー!!」

私は急いでブラシを取って掃除を始めた。

「手伝うよ。」

「ナオさん!!
 大丈夫ですよ!!」

「いいって。」

そう言ってナオさんはブラシでデッキ掃除を始めた。

「あ、そういえば!」

ナオさんが何か思い出したかのように顔を上げた。

「俺のことはナオでいいよ?」

「え?」

「さんつけなくていいってこと。」

ナオさんは無邪気なえがおで言った。

うぅ…まぶしい!!

「でも!そんな…」

「ほら、そんなに俺達年離れてないし。」