「ははっ!
まさか?
アイはネックレスと会話出来ちゃうの?」
本当に面白いね子だね。とシンさんは笑いながら言った。
「やっぱりシンさんもそう思いますか?!
私って変なのかな?」
ははっと私も笑った。
けど、本当のこと。
私はシンさん達に隠してる事が沢山ある。
それにハルにも…
「でも、そのネックレスの宝石の色。
君にピッタリな色だね?」
笑ってるとシンさんがネックレスに手を伸ばした。
「え?」
「真っ赤なルビー。
赤。
情熱的で愛情に溢れてる。
それでもって優しさも。
君にピッタリだ。」
シンさんの目が凄く真剣だった。
大事な話ではないのにどうしてそんな目をするのかな?
「そんなことないですよ!?
私には赤は似合いません!!」
どちらかといえば私は赤は好きじゃない。
思い出してしまうから。
それにシンさんが思っているほど素敵な人間じゃぁない。
「さて?
そろそろ朝食にしよっか?」
「あ、はい。」
急にいつものシンさんに戻ったので少し変な声がでた。
「お手伝いします!!」
私はシンさんのあとをついて食堂へ向かった。
でもその時…
