LOVE PRECIOUS


アイside


「何でお前たちがここにいるんだ?」

私はユキに問いかける。

「それはこっちの台詞さ。
海賊から足をあらったお前がどうしてまたこの世界にもどってきた?」

「さぁね?
知りたいなら自分で確かめてみればいいじゃないか。
最も…私にはお前たちが黒幕だとおもうけどな。」

私が何のためにここへ戻ってきたのか…

そしてユキ達に会ったということは…
始まるんだ…もう一度…


「ククッ…相変わらず強気な女。
まぁ精々頑張れよ。
その黒幕とやらを倒すまでな!」

そう言ってユキ達は入口の方へ踵を返した。

「まてっ!もう二度とハルには手を出すなっ!」

私が2人の背中に向かって叫ぶと2人は振り返り

「その保証はできないな。」

と冷ややかな目をして去って行った。

「おいおいっ!
お前の敵は俺だろうが!!」

そうだった…
めんどくさいやつがまだ残ってた…

「だから言ってるだろう?
お前は私の足元にも及ばないってな。」

さっさと片付けよう。