ナツキside


「私はその後ろに用があるんだよ。
…なぁ…ユキ。」

ユキ…?
あいつの後ろに人なんているのか?

「あっ!
あいつだよ!入口のところ!」

ナオが声を大声で指差した。

「2人いるな…」

「ククッ…久しぶりだなぁ。アイ。」

「久しぶり…アイ。」

入口の陰から2人の男が出てきた。

「あいつらって!」

ルカが思い出したと言って話し始めた。

「確か、あの2人は伝説の三銃士!」

「伝説の三銃士???」

「そうだ。
この世界で最も強いと言われてる三銃士のことさ!」

「僕も聞いたことある。」

じゃぁ…
そんな奴らとなぜアイが?

「まさか、お前がハルに爆弾をしかけるなんてな…
覚悟は出来てるだろ?」

『ビリビリっ』

さっきよりも凄まじい殺気だ!

「おっと、俺は何もしちゃいないぜ?
ただそいつに好きなようにお前を落とし入れろとはいったけどな?」

ユキと呼ばれた男はアイをみてあざ笑うかの様に言った。

「あいつは、三人の中で戦闘力が高くて狙った獲物は逃がさないと言われる…
soud sniper(剣と銃の天才)…ユキ。」

「soud sniper…?」

ルカの言葉にみんなが聞き返す。