「こっち向いてって言ったのに 言うこときかない沙耶が悪い。」 「…っ!!」 「もう1回…だめ……?」 「………だめじゃ……ないっ…。」 この繰り返しで 私は乗るはずだった19時の電車を 背中で見送った。 「ごめんね?」 と何度もいいながら 私の終電まで一緒にいてくれた貴司くん。 私はその時間の間 何度死にそうになったかはわからない。 .