芸術鑑賞当日。


私は咲と沙織に挟まれて座った。
前には他クラスの生徒。
後ろには同じクラスで
いつもふざけている男子たち。

演劇自体はそんなに面白くなかったけど
私と咲は後ろの男子たちの
演劇に対するツッコミで
終始ずっと笑わされていた。


みんな静かに見てるなか、
私たちの笑い声は
誰がどう見ても
¨KY¨そのものだった。

当然イライラしてた人も
たくさんいるだろう。



…でも仕方ないじゃん?
私、笑いのツボ浅いし。

楽しいから笑うんじゃん?


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