「あの…っ、これ―…っ」
「え?俺に?」
「あ、あのねっ?
ク、クリスマスと誕生日1日違いで
2つももらうの迷惑かなって
思ったんだけど…っ、
な、直也が迷惑じゃないって…
それっで…っと、
2つ買ったんだけどねっ、
っ…気に入るかわかんなくて…っ
でもっ、店員さんが…っ
えっと…店員さんが―…っ」
「落ち着いて?」
フッと笑う貴司くん。
「あ…っはい。
それでっ、店員さんが
大丈夫ですよって言ってて…」
「ありがとう。2つも悪いね」
「っ…だ、大丈夫!!」
「部活行ってくるね。
終わったらメールする」
「あ、い、行ってらっしゃい…」
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