声に振り返ると、リュックがコーヒーのカップを片手に部屋に入ってきていた。
レアは微笑むと、おはようと返した。

「今日もねぼすけだったね」

「いつもじゃないよ」

「知ってる」

微笑むと、リュックがコーヒーのカップを差し出した。
レアはそれを受け取りながら、小さなあくびをこぼした。