「猫飼おうよ」

フェリクスの言葉に、レアは驚いた様に目を見開いた。

「猫欲しいの…?」

「うん、名前ならもう決めてあるんだ」

「そっか。じゃあ猫探しにいこ」

悪戯っぽく笑っているフェリクスには気がつかずに、レアは立ち上がると着替えの為に奥の部屋に消えていった。
フェリクスも立ち上がると、のそのそと着替えの為に動き始めた。