「柚紗莉~ぃ!
早い…。はぁはぁ…」

「だって春美が待ち合わせ時間
になっても来ないから
瑞紀と先いってたよぉ~」
「おそい 春美っ」


四月なだけあって慌ただしいせいか
いつもより通学路が騒がしい。
そんな時、わたしの後ろから親友の春美が寝坊して走ってきたのだ
わたしと瑞紀と春美は
ずっと仲良しな親友だ


変わらない親友の姿に
わたしは少し困っていた