夢みて何が悪い!




『ずるい…蓮斗』



ポロっとでた言葉。

それに、ん?と首をかしげる蓮斗。


う、その顔も反則だよ。

胸がギュッーって締め付けられる。


『ありがとう…心配してくれて、嬉しかった。』


もう、
これで駄目なら仕方ないよね。

私、諦められないけど
いつか届くかもしれないもん。

大丈夫。

蓮斗はきっと、いつでも聞いてくれる。

それで離れてくよな人じゃない。



『お!…う』


ふいっと横を向いてしまう蓮斗。

あれ、なんかまずったかな?


『蓮斗、私ね蓮斗と出会ってよかったよ』


『へ?』


『蓮斗が沢山私を元気にしてくれた 』


目を真ん丸くさして
私の話す言葉を聞いてる。