『ずるい…蓮斗』
ポロっとでた言葉。
それに、ん?と首をかしげる蓮斗。
う、その顔も反則だよ。
胸がギュッーって締め付けられる。
『ありがとう…心配してくれて、嬉しかった。』
もう、
これで駄目なら仕方ないよね。
私、諦められないけど
いつか届くかもしれないもん。
大丈夫。
蓮斗はきっと、いつでも聞いてくれる。
それで離れてくよな人じゃない。
『お!…う』
ふいっと横を向いてしまう蓮斗。
あれ、なんかまずったかな?
『蓮斗、私ね蓮斗と出会ってよかったよ』
『へ?』
『蓮斗が沢山私を元気にしてくれた 』
目を真ん丸くさして
私の話す言葉を聞いてる。

