見事に当てられたことに驚き
バッと顔を会わせてしまう


『はっ。正解』


『う、なんでかなと思いまして…』


『あれはー』


んーと悩み始める蓮斗。









な、なんですかこの間。

ちょっと
いやだいぶ緊張するんですが。



『あれ、わかんねーなんでだろ』




『はい?』


いや、
そんなの本人じゃなきゃわかんないよ。


やっぱ天然なんじゃないかな?
この人。


『無意識?なんか、小動物に見えて』



小動物?


私って、人間に見られてないの?


やばい。
これ、大丈夫?


そのあとの私は壊れたロボットみたいに
わらって

話して


帰って



倒れた。



なんだ、あの人は
人をからかってるのか、はっきりしない。


優しさが逆に痛いのも
絶対わかってない。


せっかくのデートだったのに
知らなくていいこと知って好きになったこと
もうごちゃごちゃで最後どうやって
帰ったのかも覚えてない。


なんか、前途多難だよ。



ほんでもって、

美紗に怒られそうだよ。