『うん、もう元気だよ!』
『そ、良かった。あまり無理しないよにね』
あ、そっか、今は学校だから
口調が違うんだった。
大変だな。
『ねー、蓮斗最近この女とよく仲良くしてるよねー』
後ろに居た女の人の一人が
私をものすごく睨みながら口調は
少しぶりっこをしながら言った。
この人プロだ。
なんて心の中でおもっちゃった。
『そうかな、まぁ俺が気に入ったから』
う、やられた。
不覚にもキュンときてしまった。
でも、怖い。
これこそ蛇に睨まれた蛙だね。
『れ、ぢゃなくて、先輩。私達失礼しますね』
あまりにも耐えきれなかった私は
美紗の腕を掴み食堂のカウンターまで
向かった。
『ちょっと柚乃、あんた…』
『目が!怖い…それになんか私、嫌われてるみたい女の人達に』
『うん、だね。まぁ仕方ないよ。 』
うぅ、私とんでもない人
好きになっちゃったのかなあ、
きっと、私。
それでも諦められないくらい
好きになっちゃってるかもしらない。

