夢みて何が悪い!




『ちょっと目が見れない状況で、、、』


『なんだ?……柚乃!』


『はぃ!』


いきなり強く呼ばれたことに
びっくりして目を見てしまった。


『やっと見たか』


だ、駄目だ。
なんか蛇に睨まれた蛙状態。


『柚乃?お前さ、今日変』


『えぇ?う、うん』


『もしかして、お前………』



え!
まさか、バレちゃった?


早いよ、私なんも知ってないし
知ってもらってないよ。


ど、どーしよ。

やだよー失恋なんてやだ。
まだ頑張りたいのに。




『お前やっぱ風邪だろ?駄目だろ無理に来たら』



…………ふぇ?

か、風邪……ですか。


『ん?違うのか?』


こ、ここは風邪って言うことに
してた方がいいかもしれない。


『ち、ちょっとだけだよ 。』


『はぁ、バカ。今すぐ帰れ悪化したらまずいだろ』


『え、あ、でも親が家に居ないの。だから大丈夫だよ。』



せっかく会えてるのに
帰っちゃったらもったいないもん。
それに、学校でもたまに見かけれるし。


『んーなら仕方ない。俺ん家で休むか?』


『は、はい?』