夢みて何が悪い!



『守ってくれて、嬉しかった。そばにいるだけで、嬉しかった』



もう、気づいてるかもしれない。

そう思うと恥ずかしかったけど
でももう後戻りはできない。



『蓮斗は私にとって特別なんだ。』


次の言葉で言うんだ。


そう決めた私。



“好き"


そう言おうとしたんだけど。


『ちょっ、待った!』


止められてしまった。


あ、れ。
もしかして、振られた?



言わせてもくれないの?



あ、やばい、
そんなのかんがえたら泣いちゃう。


頭をくしゃくしゃ掻いてる蓮斗。

んーと困った顔をしてる。


終わった。


ごめん美紗。


私、言えなかったよ…