「松本~っ!!!!!サボんな~っ!!!!!」

「ちょ、サボってないって!!私はただ保健室に行こうとしただけ!!」

「それがサボりなんだよ。」


ちっ。

私は松本七瀬。
ちょっと、やんちゃな高2です。


「ばーか。(笑)」

「うっさいな。」


隣の席の神林優斗。
いつも突っかかってくる眼鏡をかけた真面目野郎。


「じゃ、今から授業始めるからな~。」

「……寝よ。」


パタリとうつ伏せになり、三秒もしないうちに夢の世界に入った。


その日見た夢は、知らないひとが私の名前を呼んで頭を撫でてる夢。


知らない人だったけど、懐かしい感じがした。