「……一体何者なんだ？」
あたしは今までいろんな男に囲まれていたがここまで綺麗な顔だちをした奴に会ったのは初めてだ
サラサラな茶色い髪。
切れ長な瞳。
綺麗に整った鼻と口。
あまりにかっこいい顔だったのでつい見とれてしまった
だから男があたしの近くに来ていたことに気が付かなかった
「いいか？ここは俺様の場所なの
分かったらさっさとこっから出ていけ」
そう言って男は手でシッシッとやった
……………………
「はぁ？」
なんだこいつ!?
ここは俺様の場所だから出てけ!!?
何様のつもりだよ!!!!
「はぁ？じゃなくて分かったら出てけって言ってんだよ」
「ふ、ふざけんじゃないわよ！なんでこのあたしがあんたの指図に従わなきゃいけないのよ!!」
「あ"ぁ"？俺様の言うことが聞けねーのか」
「聞くわけないでしょ!!!ってゆうかさっきから何なの??俺様俺様って…
今どき流行らないわよそんなの!」
「俺様はおまえら下僕どもとは違う人種の人間だからいいんだよ!」
「下僕って……
一応言っとくけどあたしはあんたの下僕になんかなってないからね！」
