そんな事を思いながら城の中へ入っていった。 中に入ると少し薄暗くなっていて気味が悪い。 なんか怖いなぁ、ここ。 あたしはとっさに悠斗の服の裾を掴んでしまった。 あっ、やばいっ! 悠斗があたしの方を向いたときとっさに手を離した。 そしたら悠斗は小声で、 「怖いなら掴んでていいよ」 そう言ってくれた。