あたしが読み終えたとたん変な光が馬を囲えた。



そして馬は倒れた。



「…助かった?」



あたしは呟いた。



そしたらさっきまで馬に追い掛けられていた女の子が近づいて来て、



「ありがとうございました!」



あたしと剣を持った少年に頭を下げた。



「頭上げな」



そう言って少年は女の子にニッコリ笑った。