『じゃんけんぽんっ!』 「あー負けちゃった!じゃあ私が鬼!!」 「うん、わかった!」 「いーち、にーい、さーん…」 ぱち。 私が目を開けると、そこに広がっていたのは真っ暗な闇でした。 手を伸ばしても何も触れず、…いや、何もないのだろうか。それすらわからなかった。