背中を合わせて【完】

「化粧落としのオイルだったら洗面所にあるよ。」



それは意外にも零からの返事だった。


「なんで零の家に化粧落としがあるの?」


「前にあずさが家出してここに来たときに置いていったんだよ。俺は使わないからずっと置きっぱなしってわけ。」



なるほどねといいながら洗面所に向かう香奈。


数分で戻ってきた香奈とすれ違いで洗面所に向かう零。



「俺シャワー浴びてくるから。」



いつもなら朝起きてからシャワーに入るけど、これだけの人数が家にいればシャワーがかぶりそうな気がして、夜のうちに入ることにした。