背中を合わせて【完】

今年も夏休みのしおりが配られることは理解していたけど、こんなにも早くから準備が進んでいたことには驚いた。


もうすでに誰かが作業した途中だと思われる紙の山が入ったかごを先生から受け取って教室に運ぶ。


足が痛いのに職員室から重い紙を持って教室まで行くのは大変だった。



(先生、鬼ー!)



今日の体育見学は未夜ひとりだったから、校庭で準備体操をするクラスメイトの声を聞きながら教室で黙々と冊子を作って行く。