背中を合わせて【完】

きっとそんな顔を未夜にさせているのは自分だと気づきながらも、どうすることも出来ない零。


ここまでしてもまた拒まれたらどうしようと不安に思っている未夜。


そんな未夜をまっすぐ見て、零はただ小さく返事だけ返した。



「いいよ。」



その言葉に未夜は少し緊張が解けた。



「まずは、お祭りの日。夢を応援できずに、言いたいことをぶつけてごめんね。」


「うん。」


「今は冷静になったからちゃんと言える。私は今でも零の夢を応援してるよ。」


「ありがと。」



やっと会えた零を目の前に話していると、涙が出そうだった。


それでも、今日は絶対に泣かないで見送るんだと決めていたから、両手を強く握って涙を耐える。