背中を合わせて【完】

「ここは俺にとっての思い出の場所。零がこの場所に来てくれて俺の思い出も1つ増えたよ。」


「俺にとってもいい思い出になるよ。」


「じゃぁ、もうひとつ。海外にこの思い出も持っていけよ。」



そう言った圭は屋上への扉を開いた。


外のまぶしい光に目を細める零。


圭は零の背中を押して屋上に出した。



「海外に持ってく最高の思い出、お前が作ってやれよ!」



圭が叫んだ先には、未夜が立っていた。



「圭...おまえ...。」



ようやく学校に連れてこられた本当の理由を知った零は、圭に困ったような顔を向けた。